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SDカードの選び方

SDカードはデジタルカメラ・ビデオカメラなどの機器で使用されている記録メディアです。SDカードには記憶容量やスピードクラスの違いなどによって沢山の種類があります。
このページではSDカードの特長を踏まえて選ぶポイントを解説します。
写真や動画の高解像度になると共にデータの大容量化が進んでいます。
気が付いた時に容量が足りない!?とならないようによく考えて選びましょう!

SDカード・SDHCカード・SDXCカードの違い

SDカードは容量の大きさによって3種類(SD・SDHC・SDXC)があります。

SDカード・SDHCカード・SDXCカードの違い

SDUCマーク
*2018年6月、新たに4TB~128TBの容量に対応したSD Ultra Capacity(SDUC)という規格が発表されました。
とうとうSDカードにもテラバイトの時代が来るようです。

撮影可能枚数の目安

  SDXCカード SDHCカード SDカード
512GB 256GB 128GB 64GB 32GB 16GB 8GB 4GB 2GB
静止画
(※)
500万画素
[1枚約1.4MB]
325,360枚 162,680枚 81,340枚 40,670枚 20,330枚 10,160枚 5,080枚 2,540枚 1,270枚
600万画素
[1枚約1.7MB]
269,600枚 134,800枚 67,400枚 33,700枚 16,850枚 8,420枚 4,210枚 2,100枚 1,050枚
800万画素
[1枚約2.1MB]
216,880枚 108,440枚 54,220枚 27,110枚 13,550枚 6,770枚 3,380枚 1,690枚 840枚
1000万画素
[1枚約3.1MB]
152,160枚 76,080枚 38,040枚 19,020枚 9,510枚 4,750枚 2,370枚 1,180枚 590枚
1200万画素
[1枚約3.8MB]
124,160枚 62,080枚 31,040枚 15,520枚 7,760枚 3,880枚 1,940枚 970枚 480枚
1500万画素
[1枚約5.0MB]
93,360枚 46,680枚 23,340枚 11,670枚 5,830枚 2,910枚 1,450枚 720枚 360枚
1800万画素
[1枚約6.1MB]
76,960枚 38,480枚 19,240枚 9,620枚 4,810枚 2,400枚 1,200枚 600枚 300枚
4K動画
4K動画
4096×2160
[25fps]
896分 448分 224分 112分 56分 28分 14分 7分 2分
フルHD
動画
フルHD動画
1920×1080
[24fps]
1280分 640分 320分 160分 80分 40分 20分 10分 5分

※JPEG圧縮率を1/4とした場合

静止画、フルHD動画、4K動画の撮影枚数、録画時間については、お使いの機器、被写体、撮影条件によって記録されるデータ量が異なる為、撮影可能時間や撮影可能枚数は増減します。

対応機器について

利用可能なSDカードは使いたい機器の仕様によって異なります。
使用する機器の取扱説明書や仕様書で最大対応容量をご確認ください。

カードの種類 使用できる対応機器
SDXCカード SDXC対応機器
SDHCカード SDXC対応機器、SDHC対応機器
SDカード SDXC対応機器、SDHC対応機器、SD対応機器

転送速度の目安 SDスピードクラス

SDカードのデータ読み書きの速度性能の目安として「SDスピードクラス」があります。
Class2、4、6、10があり数字が大きいほど速くなります。

SDスピードクラスについて

SDカード

今までSDスピードクラスはClass4やClass10というものでしたが、新たなスピードクラスとしてUHSスピードクラスやビデオスピードクラスというものが追加されました。
動画撮影を続けてもフレーム落ちが発生しないように最低速度を設けてビデオ記録品質向上するための規格が定義されています。使用する機器のスピードクラスより、同等かそれ以上のカードを選ぶことによって確実な録画ができる組み合わせを選択できます。

SDスピードクラスの種類とアイコン

SDスピードクラスの種類とアイコン

①SDスピードクラス

最低保証速度2MB/秒の「SDスピードクラス CLASS 2」から最低保証速度10MB/秒の「SDスピードクラス CLASS 10」まで4段階のクラスがあり、ご使用の機器によって必要とされる転送速度が異なります。例えば「SDスピードクラス CLASS 10」は、フルHD動画撮影にも適しています。

SDスピードクラス CLASS2 読み書き時のデータ転送速度が最低2MB/秒
SDスピードクラス CLASS4 読み書き時のデータ転送速度が最低4MB/秒
SDスピードクラス CLASS6 読み書き時のデータ転送速度が最低6MB/秒
SDスピードクラス CLASS10 読み書き時のデータ転送速度が最低10MB/秒
②UHSスピードクラス

UHS(Ultra High Speed)はSDHC、SDXCカードで対応機器を使用すれば高速転送が可能です。UHSの企画にはUHS-IとUHS-IIの2種類があり、理論値ではUHS-Iが最大104MB/s、UHS-Ⅱが最大312MB/sで最低限の速度を保証するUHSスピードクラスには最低保証速度10MB/sのUHSスピードクラス1と、最低保証速度が30MB/sのUHSスピードクラス3があります。しかし、あくまでも使用する機器が対応していなければ、適応されません。

UHS Speed Class1 UHSスピードクラス1 読み書き時のデータ転送速度が最低10MB/秒
UHS Speed Class3 UHSスピードクラス3 読み書き時のデータ転送速度が最低30MB/秒
③ビデオスピードクラス

ビデオスピードクラス(V6 / V10 / V30 / V60 / V90)は、高品質化する映像技術やNAND技術に対応できるよう考慮されたスピードクラスです。一定した書き込み速度が求められるビデオなどのストリーミングコンテンツでは、フラッシュメモリーの書き込み速度にばらつきがあると動画の録画に支障が出てきますが、ビデオスピードクラスでは、最低限の書込み能力を設定することで、ビデオ録画に必要な一定の速度を実現します。

ビデオ解像度

SDアソシエーションより引用)

SDスピードクラス一覧

SDスピードクラス一覧

SDアソシエーションより引用)

ポイント!

どれを買ったら良いかわからなくなったときは全てに対応したカードを選べば安心です。

おすすめのスピードクラス

迷ったときはこのマークが付いているカードがおすすめ。
4K動画撮影にも対応でき、ビデオスピードクラス対応を要求するカメラにも使用できる性能があるので、これを目印に購入しましょう!

おすすめのスピードクラスに対応した商品はこちら

④アプリケーションパフォーマンスクラス

アプリケーションパフォーマンスクラスとは、アプリケーションに特化した規格で、アプリケーションパフォーマンスクラス1(A1)とアプリケーションパフォーマンスクラス2(A2)があります。
この規格はスマートフォンやタブレットのアプリケーションがよりスムーズに実行されるために作られた規格で、この規格に対応したmicroSDを使うことによってアプリが滞ることなく快適に使えます。
*使用する機器がSD6.0に対応していないといけません。

アプリケーションパフォーマンスクラス仕様一覧

SDスピードクラス一覧

SDアソシエーションより引用)

アプリケーションパフォーマンスクラスに
対応した商品はこちら

カメラの連写性能を気にされるなら書き込み速度をチェックしよう!!

スピードクラスは基本最低速度なのでガンガン連写でとるんです!!という方はやはり最高速度は大事です。
そのなかでも重要なのは読み取り速度よりも書き込み速度なんです。
動く被写体を連写したいというかたは書き込み速度は要チェックです!!

連写性能は「◯コマ/秒」というように表示されることが多いです。これは「1秒間に◯コマ(枚)撮影できる」という意味です。
この性能はカメラの機種によって違います。一般的には上位機種が連写性能は高いです。

しかし、いくらこう書いていてもずっとこのペースで撮影し続けることはできません。カメラも撮影したあとSDカードなどに保存するのですが、基本的には一度カメラのバッファメモリに保存されてからSDカードに書き込まれます。
なので、バッファの容量をオーバーしてしまうと連写は止まってしまいます。。。。
カメラの機種によって異なりますが、このバッファの容量をオーバーしたときはカメラに何かしらの表示が出てきます。
このバッファの容量がオーバーするまでの連写枚数のことを連続撮影可能枚数と言います。

しかし!ほとんどのカメラが連続撮影可能枚数まで足りない状態で止まってしまいます。

それは。。。
まさにSDカードの性能なのです。。。。

SDカードは読み込みの速度をうたっているメーカーは多いのですが、この連写性能で重要なのは書き込みなんです。
SDカードのパッケージやラベルには読み込み速度は良く表示されています。しかし。連写で必要なのはいかに速くSDカードに保存するか!なので書き込み速度が高い方が連写できます。

カメラによっても違うので一概には言えませんが、連写を考えている方は書き込みが60MB/はあったほうがいいのではないでしょうか!

Transcend SDカード700シリーズの違い

Transcend SDカード700シリーズはこちら

耐久性のチェック

これは規格で策定されているわけではないですが、大事なデータです!
きちっとした耐久テストをしていることや耐久性を知っておくのも大事なポイントです。

Transcendの優れた信頼性

優れたパフォーマンスと安定性を提供するために、トランセンドはSDカードに対して温度耐性、防水性、耐衝撃性、耐X線、耐静電性を確認するための試験を実施しています。

Transcendの優れた信頼性

SDカードを持ち運ぶときも耐衝撃ケースや帯電防止のケースなどに入れておくと安心です。

最低保証速度2MB/秒の「SDスピードクラス CLASS 2」から最低保証速度10MB/秒の「SDスピードクラス CLASS 10」まで4段階のクラスがあり、ご使用の機器によって必要とされる転送速度が異なります。例えば「SDスピードクラス CLASS 10」は、フルHD動画撮影にも適しています。

SDカードには寿命がある!? あまり知られていないSDカード選びのポイント

SDカードやmicro SDには寿命があります。

もちろん、電子記憶媒体なのでいつかは壊れてしまいますが、年数とは別にSDカードには『書き換え寿命』というものがあります。

使用する環境によっても寿命は変わりますが目安として書き換え回数がSDカードの寿命に大きく影響します

SSDや、SDカードに使われているNANDフラッシュメモリの素子の書き込み回数の上限が、 SLC(Single Level Cell)チップは10万回、MLC (Multi Level Cell) チップは1万回、TLC (Triple Level Cell) チップは1000回と言われています。1000回というのは、DVD-RW,BD-REの書き換え上限と同程度になります。一般向けのSDカードは、TLC、MLCのみでSLCは通常ありません。

SLC MLC TLC
書込回数の限度 -
アクセススピード -
データの保持性 -

MLCチップなら

  • 約10倍長持ち
    ※TLCチップ比較した場合
  • アクセス
    スピードが速い
  • データの
    保持性が高い

MLCチップのSDカードは
書き換えに強く長寿命

ドライブレコーダーやセキュリティカメラのように動作時、常に書き込みと消去を繰り返して使う場合や一眼レフカメラで連射撮影する、4K対応のビデオカメラの撮影などには MLCチップを採用したSDカードがオススメです

MLCカード対応商品はこちら

おまけ

トランセンドのSDカードには無料の復旧ソフトが付属しています!

状態によって100%データが戻ってくるものではありませんが、復旧ソフトがあると心強いですね。

データ復旧ソフトウェアのRecoveRx データ復旧ソフトウェアのRecoveRx RecoveRxは写真、ドキュメント、音楽、動画ファイルを簡単操作で復旧できる無料ソフトウェアです。

カードリーダーも対応非対応があります。

特に高速の規格のUHS-IIは対応したカードリーダーを使わないとせっかくの速度が出ません。
それぞれのSDカードにあったカードリーダーを選びましょう。

UHS-Ⅱ対応で高速しかもSDカードが
2枚同時に認識できる優れもの
UHS-II対応 マルチカードリーダー USB3.0 ブラック